2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

求められる持続可能なディーセント・ワーク

年末年始に、住居を失った失業者に宿泊場所や食事を提供する公設派遣村が開設された。昨年と違い、政府が主導する貧困者支援策として各自治体で実施された。政府は派遣労働者の不安定な雇用を改善しようと今、動き始めている。 労働は単に働いて賃金を得るだ…

マイケル・ムーアが暴く米国のプルトノミー社会

マイケル・ムーア監督の怒りの告発映画である「キャピタリズム~マネーは踊る~」が、多くのマスメディアに取り上げられている。テレビでも新聞でも報道されないアメリカのすさまじい搾取社会の実態が映し出されているからである。 住宅ローンが払えなくなっ…

ゲゼルと持続可能な経済

地域社会の発展に貢献する地域通貨は、童話作家エンデの「エンデの遺言」がきっかけで、日本中に広まった。今では地域通貨のバリエーションが広がり、地域経済の活性化や介護福祉、様々な社会貢献活動などにはなくてはならない存在となっている。 地域通貨は…

生物多様性の保全がビジネスを支える

人間の生活や経済活動は、生物や生態系、遺伝子資源などの「生物多様性」の恩恵によって支えられている。また水や食料、木材、気候の安定など、自然の恩恵となる「生態系サービス」は、人間生活にとって不可欠な社会インフラである。「生態系サービス」が劣…

失敗に学ぶ文化への転換が持続可能な教育につながる

「ゆとり世代」の若者は、小学校からゆとり教育を受けてインターネットや携帯電話など新しい情報インフラの環境下で育ってきたことから、価値観や行動がそれ以前の世代とは大きく異なっている。「ゆとり世代」の特徴は、「まじめだが失敗を極端に恐れ、間違…