2013-01-01から1年間の記事一覧

特定秘密保護法案で、「知る権利」も「知られない権利」も奪われる

特定秘密保護法案は、防衛・外交・スパイ活動防止・テロリズム防止・原発警備などの分野で、国の安全保障に著しい支障を与える恐れのある情報を特定秘密に指定する。特定秘密を取り扱う公務員らの家族関係などを広く調査し、「適性評価」を行うものだ。 国に…

社会を崩壊させるブラック企業

若者を酷使して使い捨てる「ブラック企業」が社会問題化し、放置できない状況になっている。 「ブラック企業」は、IT系企業,、外食産業、アパレル業、小売業、介護業界など新興企業を中心に、社会の奥深くまで蝕んでいるため、雇用環境が悪化して、いまやブ…

タックスヘイブン、税金を払わないグローバル企業

国境を超えた税金逃れの租税回避マネーが世界中で深刻な問題になっている。 乱高下する日本株式相場も、租税回避マネーが投機マネーとなって、日本を舞台にマネーゲームが仕掛けられたためだ。 黒田日銀による異次元の金融緩和マネーが、タックスヘイブン(…

北朝鮮のチキンレースで高まる日本の核武装化

北朝鮮は、国際社会が要求する非核化を無視し続けて、核実験を繰り返し、事実上の核保有国となった。 北朝鮮は、朝鮮戦争の休戦協定を「白紙化」し、米国への先制核攻撃の示唆など、過激な発言を繰り返して、「最後の決戦の時が来た」と危機感を煽っている。…

「一票の格差」は、政治家が有権者を選ぶことに問題

「決められない政治」の象徴だった衆院の「一票の格差」は、最高裁の違憲審査権による再三の警告にもかかわらず、根本的な是正に取り組まない国会に対し、高等裁判所が初めて無効判決という「伝家の宝刀」を抜いて、政界に大きな衝撃を与えた。 すでに最高裁…

変われぬイタリア人と日本人の「バカの壁」

イタリアは、総選挙後、政局混乱に陥ったため、「無政府状態」が続いており、EUの信用不安が再燃している。事態打開には、再選挙が必死な情勢である。 既成政党に失望した多くの有権者は棄権し、緊縮財政に反発した有権者が、コメディアンが率いる新政党に…

制御不能の円安によるインフレで、日本経済は破綻

安倍政権は、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」という「3本の矢」を放つ経済政策「アベノミクス」で、財政出動による公共事業を増やし、人からコンクリートへと昔の自民党に戻ってしまった。 「3本の矢」による経済…