2014-01-01から1年間の記事一覧

愚劣なポピュリズム政治家による無意味な解散総選挙

安倍首相は、消費税増税先送りという「重大な決断」をしたことで、国民に信を問いたいと、21日解散を表明した。 「重大な決断」が解散の大義だというが、「重大な決断」というなら、原発再稼働や憲法解釈変更による集団自衛権行使容認などの問題でも、解散し…

朝日新聞の謝罪報道にみるエリートジャーナリストの失敗作

朝日新聞社が、いわゆる「吉田調書」を巡る「命令違反し撤退」の報道記事を取消し、従軍慰安婦報道も撤回遅れを謝罪した。遅きに失した朝日新聞社長の謝罪会見であった。 従軍慰安婦問題、吉田調書、池上彰氏のコラム不掲載という三つの“事件”が重なり、もう…

子供が戦争に行かされる国になった

他国への攻撃に自衛隊が反撃する集団自衛権行使が閣議決定された。 国民の大反対の声を無視して、一部の国会議員と一部の外務官僚が、密室で国の在り方を大きく変え、国民から憲法を奪うクーデターを行った。憲法の改憲に関わる将来の選択は、主権者である国…

私的な執念で突き進む安倍政権の裏口改憲

憲法解釈の変更を急ぐ安倍政権の暴走は、さらに激しくなっている。 昨年、憲法96条の改正を狙って、「裏口入学」だと批判されると、今度は憲法解釈を変更することで、「海外での武力行使」が可能になるように、集団的自衛権の行使容認への道を開こうとして…

STAP細胞は、ES細胞だった

世間を騒がせたSTAP細胞は、やはりES細胞であった。 小保方氏のSTAP細胞の論文発表直後から、STAP細胞はES細胞ではないのかの疑惑が、少なくなかった。従来から、動物の体細胞が外的刺激で万能細胞になることはありえないとされており、生命科学の常識を覆す…

暴走する反知性主義の日本社会

東京都知事選で、「東京を世界一」と主張する舛添要一を支持したのは、強い国にしてほしいという「オールジャパン」を求めるメンタリティーの表れであった。 それ以上に話題となったのは、懐古主義的な田母神俊雄を支持した若者たちが多かったことだ。従来の…

総括原価方式を死守する東電の原発再稼動は許されぬ

政府は、柏崎刈羽原発の再稼動を前提とした、東電の新たな事業計画を認定した。 だが柏崎刈羽原発の地元知事である泉田新潟県知事は、「事故が起きても責任を取らなくてもいいなら、極めておかしな計画」であるとし、「破綻処理などで株主や銀行に責任を取ら…